消費税の話

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消費税の話

簡単にわかる消費税の仕組み③外国で買ったもの

易しい 消費税

日本国内での消費税の課税の仕組みはわかっていただけたと思いますが、海外で買い物をしたときはどうなるのでしょうか?


免税店。海外旅行先でよく「DFS」の看板を掲げる店で買い物をされる方も多いですよね。


ここで言う「免税」とはその現地の消費税がその土地に住んでいない外国人に対して免除されるという意味です。


その品物を持って日本に帰るとき、日本の税関で課税されることが原則です。


〇海外旅行中に購入して日本に持ち帰る場合

「DFS」で買っても、普通のマーケットやブランドショップで買ってもすべて原則は課税対象です。


「原則」という言葉を2度繰り返しましたが、海外旅行先で買い物をしたけど入国時、消費税を払ったことないよ?と不思議に感じた方はいませんか?


これは「海外旅行者の免税範囲」という一定の免税特典が設けられているからです。


免税の範囲(成人一人当たり) 財務省関税局資料より

 品名 数量または価格        備         考                 
 酒類 3本 1本760mlのもの
たばこ(紙巻のみの場合) 日本製200本・外国製200本 外国居住者は免税範囲が2倍
たばこ(葉巻のみの場合) 50本
その他の場合 250g
香水  2オンス  1オンスは約28ml(オーデコロン、オードトワレは含まれません)

その他

の品目

その他のもの

20万円

(海外市価の合計額)

1.合計額が20万円を超える場合には、20万円以内におさまる品物が免税になり、その残りの品物に課税されます。(旅行者有利に選択適用)

2.1個で20万円を超えるときは、その全額が課税されます。

3.1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のものは。原則として免税となります。(例えば1個千円のチョコレート9個やネクタイ1本5,000円を2本は免税)

 

未成年者の場合は酒・たばこは免税になりません。6歳未満の幼児は、おもちゃなど明らかに本人が使用すると認められたもの以外は免税になりません。
 

海外旅行で免税範囲超える品物を国内に持ち込むときは、海外での小売価格の60%を課税価格としてその課税価格に税率をかけて税額を計算します。


簡易課税

簡易課税とは国税、地方消費税の3つを含んだ税率で、酒類、紙巻たばこ以外の品に対して一律15%の税率です。

酒類は関税、国税、地方消費税の他に酒税も含んだ税率で、こちらは酒の種類により1Lあたり200円から600円の税率となります。

紙巻たばこに関しては関税、国税、地方消費税にたばこ税を含んでおり1本あたり11.5円となっています。

 

一般の税率

簡易課税の税率を用いない場合には通常の国内と同じ税率が課されます。

平成28年6月現在は国税6.3%、地方消費税1.7%となります。


この課税方式は「申告納税方式」といって、いわゆる自己申告。税関検査で「携帯品・別送品申告書」を書くことになります。税金逃れをしようとして見つかると「10年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金又は併科」となる可能性もあります。
 

最近は海外旅行をしなくてもネット通販で海外から個人輸入という方法で、外国製品を購入することも出来ますね。


この場合でも購入価額の60%が課税価格となり、その価格が1万円以下であれば免税ですが、1万円を超えれば通常の国税と同じ税率が課されることになります。

 

 

 

2016/05/19